Uniswapの従業員が高給で能力が低いと話題に、Maple Financeの貸付規模が過去最高を記録、海外の暗号資産業界で今日話題になっていることは？

公開日: 2025年12月25日
著者：BlockBeats 編集部

過去24時間で、暗号資産市場はマクロ経済の議論から特定エコシステムの発展まで、多面的な動きを目撃しました。

主な話題はDeFiガバナンスの論争と機関向け貸付の拡大に集中しています。エコシステムの発展面では、Ethereumのアップグレード進捗、Perp DEXのガバナンス決定、その他のエコシステムイノベーションが注目されています。

一、主な話題

1、Uniswap Foundation幹部の報酬問題が継続して炎上

最新の税務開示によると、Foundationは2024年に約1,000万ドルの助成金を支給した一方で、約480万ドルを従業員報酬に支出し、そのうち幹部の総報酬は387万ドルに達しました。これには元DevRel責任者の年俸70万ドルやガバナンス責任者の54万ドルが含まれます。この問題は、Foundationの効率性に対するコミュニティの疑念から発生し、Optimism Grants Councilと比較すると、後者はより低コスト（約214万ドル＋追加費用）で6倍以上の資金を提供しており、UNI保有者の強い不満を引き起こしています。

コミュニティの議論では、多くの人がこれをDAOガバナンスの「恥」と批判し、幹部報酬がFoundation支出の22%を占めており業界標準を大きく上回ること、また実際の価値貢献（開発者の成長や研究成果）に疑問を呈しています。一部では法務担当の報酬が低すぎるとの意見もありますが、全体としては保有者利益の乱用と見なされ、DAO参加への失望や透明性向上の要求が高まっています。

2、Maple Financeの貸付規模が過去最高を記録

プラットフォームは昨日、単一で5億ドル相当のUSDCローンを発行し、未償還借入額も新たなピークに達しました。これは2025年の運用資産規模が5億ドルから50億ドル以上へ急増し、総貸付発行額が85億ドルを超え、年間収益が2,500万ドルを超えたことを示しています。創業者のレターでは、AaveやPendleなどとの協業によるクロスチェーン製品の拡大、AI統合やHYPE担保ローンの導入などのマイルストーンを振り返り、2026年の目標ARRを100億ドルと設定、インセンティブ主導ではなく実質的かつ持続可能な収益を強調しています。

コミュニティの反応は好意的で、リスク調整後リターンの安定性、内部信用評価の標準化、LineaやSolanaなどへのマルチチェーン展開を称賛しています。プロトコル収益は300%増加し、25%のバイバックメカニズムでSYRUP保有者に還元されています。議論の焦点は、オンチェーン資産運用の標準としての可能性や、Spark、Plasmaなどのパートナーとの統合が機関導入を加速するかにあります。

二、主なエコシステム動向

1、Ethereum Hegotaネットワークアップグレードのタイムライン発表

Ethereum Foundationは12月22日、2026年のHegotaアップグレードロードマップを発表しました。Fusaka（PeerDAS導入）やGlamsterdam（Block-level Access ListsおよびProposer-Builder Separation）に続き、このアップグレードはEIPの統合に焦点を当てています。主なマイルストーンは、1月8日から2月4日までEthereum MagiciansフォーラムでHeadliner提案を提出（テンプレートで必要性、影響、技術的準備、チャンピオン指定を評価）、2月5日から26日まで4回のAll Core Devs会議で議論・最終選定、その後30日間のウィンドウで非Headliner提案を提出する流れです。FOCIL（EIP-7805、検閲耐性機能）も検討対象に含まれています。このアップグレードはネットワークの効率性、分散化、安全性の向上を目的としており、タイムラインはForkcastで追跡可能です。

コミュニティの議論は活発で、この動きがEthereumの長期ビジョン（投資価値の保護やノード運用の分散化維持）を強化すると評価されています。一部では状態データ削減への注目がL2エコシステムの統一（EIL提案）を促進すると強調され、開発者はこれをインフラの持続的構築と見なしています。全体的なフィードバックはETH保有者の保護効果に期待が寄せられていますが、潜在的な変化への注意も必要とされています。

2、Perp DEXガバナンス動向

Hyperliquidのバリデーターとステーカーが提案を承認し、支援基金が保有するHYPEトークンを永久にバーンすることが決定されました。以前、基金による購入は経済的にバーンと同等と見なされていましたが、今回の措置で明確な説明とガバナンスの透明性が強化されました。創業者はコミュニティの参加に感謝し、今後の展開に期待を示しています。同時に、KinetiqはKIP2提案を発表し、プロトコル最適化を目指しています（詳細は今後公開予定）。

コミュニティの反応は熱狂的で、多くの人がこれをHyperliquidの止められないシグナルと見なしてチームへの信頼を強化し、現金のデプロイやDATの開始時期などの議論を活発化させています。一部ではバーンの積極的な効果に注目し、価格やエコシステムへの潜在的な押し上げを強調しています。買い時を問う声も少数ありますが、全体的にはガバナンスプロセスの成功例とされ、Perp DEXの競争構造の進化を促進しています。

3、その他のエコシステム開発

MegaETHエコシステムの予測市場プロジェクトRocket Financeが、Electric Capital主導で150万ドルのシードラウンド資金調達を完了し、Bodhi Ventures、Tangent、Amber Groupなどが参加しました。本プロジェクトは「再分配市場」メカニズムを導入し、ユーザーが価格フィードに基づいてリアルタイムで予測でき、二元的なベットや清算、上限利益がなく、複数予測で資本を再利用できる点が特徴です。「結果ではなく動きに賭ける」ことを強調しています。元Augur CEOのMatt Listonは、LLM（過去の符号化）と予測市場（未来の信念集約）を組み合わせたAgentic予測市場プロジェクトの構築を発表し、「認知金融」システムを形成します。その設計はAugurトークンのフォークに着想を得ており、注目を集めています。

コミュニティの議論は楽観的で、Rocketを予測市場のイノベーションブレイクスルーと見なし、その清算不要設計や動画ティーザーを称賛しています。Mattの復帰に対しても強い反響があり、DeFiの認知アップグレードを推進する大きな勝利と評価されています。資金調達発表には「カジノの新パッチ」といった冗談も見られますが、全体としてMegaETHおよび予測エコシステムへの期待が高まっています。