投資会社Trend Researchは、Ethereum ETH $2 914 24時間変動率: 0.8% 時価総額: $356.52 B 24時間取引高: $23.41 B の現物ロングポジションを、名目上約10億ドルで保有しています。ETHを担保として預け入れ、ステーブルコインを借り、Etherを購入し、それをAave AAVE $150.4 24時間変動率: 2.7% 時価総額: $2.31 B 24時間取引高: $218.66 M に再度預け入れることで、レバレッジをかけた高い確信度の戦略を行っています。
このロングポジションは、Lookonchainによって12月29日に発見・報告されており、活動自体は2025年10月に遡ります。
Xでの最近の投稿によると、Trend Researchはその目的のためにAaveから9億5800万ドル相当のステーブルコインを借り入れています。
Trend Research()は引き続き$USDTを借りて$ETHを購入しています。
Trend Researchは現在、601,074 $ETH($1.83B)を保有し、#Aaveから合計$958Mのステーブルコインを借りています。
#Binanceからのオンチェーン$ETH出金価格に基づくと、平均購入価格は… pic.twitter.com/MLNVeN8r2l
— Lookonchain (@lookonchain) 2025年12月29日
同社はEthereumのDeFiプロトコルを活用し、ETHを担保に預けAaveでステーブルコインを借り入れています。
借り入れたステーブルコインでBinanceにてEtherを購入し、購入したETHを自身のオンチェーンアドレスに引き出し、その一部をAaveに再度預け入れることで担保と借入枠を増やし、更なるレバレッジポジションを構築しています。
Lookonchainによると、Trend ResearchのETH購入の平均ドルコストは$3,265と推定されています。
Trend ResearchはどのようにETHのロングポジションを構築しているのか？
執筆時点で、同社はAaveに預け入れたETHを60万以上保有しており、これは1ETHあたり$2,993で現在の価格で18億ドル相当に上ります。
Arkhamによると、これはAETHWETHという形で保有されており、これはAaveに貸付預金を行った際に発行される利息付きトークンで、後に担保を引き出すことで元のETHに戻すことができます。
12月29日の最近の動きでは、Binanceから11,520ETHが引き出され、5日前に2,000万USDTを取引所に預け入れた後のことでした。
この額は全てAaveのレンディングコントラクトに預け入れられ、さらに2,000万USDT分の購入のための担保として使われ、それもまたBinanceに預けられました。
このパターンは、Binanceから9,330ETHを引き出し、再度Aaveに預け、その後にまた2,000万USDTを借りてBinanceに預けるという形で繰り返されています。
Trend Researchの残高およびオンチェーンアクティビティ（2025年12月29日時点）| 出典: Arkham Intelligence
ETHは$3,000のレジスタンスを再び突破するのに苦戦しており、多くのアナリストがこのレベルを時価総額で2番目に大きい暗号資産の強気転換のシグナルとして注目しています。アナリストは、勢いが持続すればEthereumは$8,500まで上昇する可能性があると見ています。
一方で、Ethereumの主要なレンディング・借入DeFiプロトコルであるAaveは、ガバナンス面で歴史的な局面を迎えています。
Aave Labsは、コミュニティ内の議論で「トークンアラインメント」提案を推進しており、最初の関連提案は過去最多のトークン加重参加で否決されました。
Vini Barbosaは2020年からプロとして暗号資産業界を取材し、累計10,000時間以上にわたり関連コンテンツの調査・執筆・編集に携わっています。Viniは技術の積極的なコメンテーターでありヘビーユーザーでもあり、その革命的な可能性を真に信じています。主な関心分野はブロックチェーン、オープンソースソフトウェア、分散型金融、そしてリアルワールドユーティリティです。
