バンガード・グループは、日本の中立金利は過小評価されていると警告し、日本国債のアンダーウェイトを推奨している。

1兆ドル規模の資産運用大手、バンガード・グループは、市場が日本の中立金利を著しく過小評価していると警告した。同グループのグローバル金利責任者であるヘアハム氏は、日銀がインフレを効果的に抑制するには市場の予想よりも高い金利が必要であり、12月19日の会合でも引き続き利上げを行うと予想していると述べた。現在、日本の政策金利は0.5%で、中立金利は1%から2.5%と推定されている。バンガード・グループは、利回り曲線の短期部分で日本国債をアンダーウェイトにすることが正しいリスク回避戦略であると考え、投資家に対し日本の短期国債をアンダーウェイトにすることを推奨している。